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【守る前に、まず整える】|【公式】お坊さん@出張®︎

一つずつ見つめ、必要なものを残し、必要のないものを手放していく。

目次

自分の足元を見つめてみる

私たちは、大切なものを守ろうとすると、「何をすれば守れるのか」「何を加えれば良くなるのか」と考えがちです。

しかし、本当に大切なのは、何かを加える前に、今の状態をよく見つめ、土台を整えることなのかもしれません。

仏教では、あらゆる物事は一つの原因だけで生まれるのではなく、さまざまな原因と条件が重なり合って生じると説かれます。これを「因縁」といいます。

良い結果を願うことは大切です。しかし、その結果につながる原因や条件を整えないまま、結果だけを求めても、思い通りにはいかないことがあります。

これは私たちの日常にも当てはまります。

新しいことを始めたいと思った時。人との関係を良くしたいと思った時。自分自身を変えたいと思った時。私たちはつい、これから何をするかばかりを考えてしまいます。

けれど、その前に一度、自分の足元を見つめてみることも大切です。

心の中に残っているわだかまり、いつの間にか身についた思い込み、見て見ぬふりをしてきた小さな問題。それらは表面を新しく覆ったからといって、なくなるわけではありません。

目には見えなくても、手で触れて初めて気づく小さな汚れがあるように、私たちの心にも、立ち止まって向き合うことで初めて気づけるものがあります。

気づいたなら、無理に隠す必要はありません。

一つずつ見つめ、必要なものを残し、必要のないものを手放していく。そうして土台を整えてから新しい一歩を踏み出せば、その歩みはより確かなものになっていきます。

人生は、何かを増やし続けることだけが前進ではありません。

立ち止まることも、振り返ることも、整えることもまた、未来へ向かう大切な歩みです。

大切なものを長く守りたいからこそ、まずは今の自分の足元から丁寧に整えていきたいものですね。合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

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