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「まだ使える」に囚われない|【公式】お坊さん@出張®︎

物は古くなり、時代や環境も変わり、自分自身の生活や必要とするものも変化していきます。

目次

今の自分に合っているか

私たちは、長く使ってきた物に対して、「まだ使えるから勿体ない」と思うことがあります。物を大切にし、できるだけ長く使うことは、とても大切な心です。

しかし、その「勿体ない」という気持ちが強くなりすぎると、いつの間にか「まだ使える」ということだけが判断の基準になってしまうことがあります。

たとえば、動作が遅くなった機器を使い続けて待ち時間が増えたり、バッテリーが劣化したために何度も充電したり、不具合が起こるたびに手間をかけて対処したりする。それでも使えないわけではありません。

けれど、その状態に長く慣れてしまうと、不便であることさえ当たり前になってしまいます。そして気づかないうちに、物の不足している部分を、自分の時間や手間、さらには心や身体で補うようになってしまうのです。

仏教では、すべてのものは移り変わっていく「無常」を説きます。物は古くなり、時代や環境も変わり、自分自身の生活や必要とするものも変化していきます。

それなのに、「今までこれで大丈夫だった」「まだ使えるから」という過去の基準だけを握りしめていれば、今の自分にとって本当に必要なものが見えなくなることがあります。

大切なのは、何でも新しくすることではありません。まだ十分に役立つものを大切に使い続けることも必要です。

だからこそ、「まだ使えるか」だけではなく、「今の自分に合っているか」「使い続けることで、自分が無理をして補っていないか」と見つめ直してみる。

物を大切にする心と、物に執着する心は、似ているようで違います。

「勿体ない」と物を守るあまり、自分の時間や心、身体を必要以上に消耗させてしまっては、本当に大切なものを見失ってしまうこともあります。

時には執着を少し緩め、今の自分と今の暮らしをありのままに見つめ直す。その小さな気づきもまた、無常の中をより穏やかに歩んでいくための智慧なのかもしれません。合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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