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誰も見ていない時こそ、心を整える|【公式】お坊さん@出張®︎

心の中にある不満や悪意も、完全に隠し続けることは難しいものです。

目次

仏さまはすべてご存じである

仏さまは「見聞知のお方」といわれます。

「見ておるぞ、聞いておるぞ、知っておるぞ」

誰にも見られていないから、これくらい良いだろう。独り言だから悪口を言っても聞こえない。誰にも話さなければ、自分のしたことは知られない。

私たちは、そんなふうに考えてしまうことがあります。しかし、仏さまはすべてお見通しです。

けれど、この言葉は「悪いことをすれば仏さまに見つかる」という戒めだけではありません。

私たちは時に「自分のことなんて誰も見ていない」と思うことがあります。しかし、決してそうではないのではないでしょうか。

毎朝交わしている何気ない挨拶。困っている人へのさりげない気遣い。誰にも褒められなくても続けている努力。自分では当たり前だと思っていることでも、その姿を見て「素敵だな」「自分も見習いたいな」と感じている人がいるかもしれません。

反対に、心の中にある不満や悪意も、完全に隠し続けることは難しいものです。口に出していなくても、表情や声の調子、何気ない態度となって少しずつ外へ現れていきます。

仏教では、身体による行いを「身」、言葉による行いを「口」、心に思うことを「意」といい、これを「身口意の三業」といいます。つまり仏教は、目に見える行動や言葉だけでなく、その根にある心にも目を向けているのです。

だから大切なのは、人から善く見られることではありません。

誰も見ていない時に何を思い、どのように振る舞うのか。その小さな積み重ねが、やがてその人の表情となり、言葉となり、生き方となって周りへ伝わっていきます。

「見ておるぞ、聞いておるぞ、知っておるぞ」

それは私たちを怖がらせる言葉ではなく、誰にも知られない善い行いも、誰にも言えない心の内も、仏さまはすべてご存じであるという温かな言葉でもあるのでしょう。

誰も見ていない時こそ、自分の心を見つめ、静かに整えておきたいものですね。合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

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