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変わり続ける二人が、共に歩むということ|お坊さん@出張®︎

大切なのは、どのような心で相手と向き合い、これからの時間を共に歩んでいくのか。

目次

共に変わっていける喜び

出会った頃から長い年月を重ね、夫婦として何十年もの歳月を共に歩んでいる方々がおられます。

出会った頃は若かった二人も、歳月とともに年齢を重ね、姿も考え方も少しずつ変わっていきます。

仏教では、この世のすべてのものは移り変わっていくことを「諸行無常」と説きます。

夫婦も同じです。

結婚した日の相手が、そのまま何十年も変わらずそこにいるわけではありません。

嬉しい出来事もあれば、悲しい出来事もある。時には意見が合わず、相手のことが分からなくなることもあるでしょう。

それでも長い年月を共に歩むということは、変わらない相手を愛し続けることではなく、変わり続ける相手と、そのたびに向き合いながら歩んでいくことなのかもしれません。

そして自分自身もまた、相手と同じように変わり続けています。

だから、変わっていくことは寂しいことばかりではありません。

出会った頃には知らなかった相手の一面を知り、若い頃には分からなかったことを二人で学び、共に歳を重ねていく。そこには、共に変わっていける喜びがあります。

そして、長い年月の中では愛情もまた、その色や形を変えていくのでしょう。

若い頃のように言葉にして伝えることは少なくなっても、相手の体調を気遣ったり、何気なく隣に座ったり、いつものように「おかえり」と迎えたりする。

愛情の色や形は変わっても、その奥にある相手を大切に思う心は、長い年月の中で静かに深まっていくことがあります。

一方で、人生には別れを経験し、そこから新しい一歩を踏み出すこともあります。

そんな再出発の先で大切なのは、失った時間を取り戻そうとすることでも、過去と同じ関係をつくることでもないのでしょう。

これから出会う人と、お互いの変化を受け入れ、喜びも悲しみも分かち合いながら、心を共に深めていける関係を築いていくこと。

たとえ出会った時期が遅くても、共に過ごした年月だけが、ご縁の深さを決めるわけではありません。

大切なのは、どれだけ長く一緒にいたかだけではなく、どのような心で相手と向き合い、これからの時間を共に歩んでいくかではないでしょうか。

長く続くご縁とは、何も変わらないことではありません。

変わり続ける二人が、互いの今を受け入れ、色や形を変えながら育まれていく愛情を大切にし、心を共に深めながら歩んでいく。

そこに、共に生きるご縁の尊さがあるのではないでしょうか。合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

この法話は49日法要や一周忌法要などの年忌法要のご縁でもお伝えすることがあります。
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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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