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受け取らないという優しさ ― 心を守る仏教の智慧|お坊さん@出張

受け取らなければ、それはただの独り言のように通り過ぎていくものです。

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そっと聞き流してみる

人の言葉が心に刺さることがあります。

何気ない一言でも、強く残り、気持ちが沈んでしまうこともあるでしょう。私たちはつい、その言葉をそのまま受け取り、自分の中で大きくしてしまいがちです。

しかし仏教では、その「受け取り方」にこそ大切な意味があると説かれています。

ある日、差出人の分からない荷物が届いたとしたら、多くの人はすぐには受け取らず、中身を確かめたり、受け取りをためらうのではないでしょうか。中身が分からないものを、無理に受け取る必要はありません。

実は、言葉も同じです。誰かのきつい一言や、心ない言葉も、必ずしも受け取らなければならないものではありません。

受け取らなければ、それはただの独り言のように通り過ぎていくものです。

では、どうすればよいのでしょうか。

すべてを受け止めようとするのではなく、「そういう見方もあるのだな」と一歩引いて、そっと聞き流してみることです。心の中に留めず、風のように通していくことで、言葉に振り回されない自分でいられるのです。

ときには、受け流すことに罪悪感を覚えることもあるかもしれません。しかし、すべてを真面目に受け止め続ければ、心は疲れ切ってしまいます。大切なのは、何を受け取り、何を手放すかを自分で見極めることです。

すべてを抱え込まず、受け取るものを選ぶ。その選びは、いつも自分の中にあります。無理に受け取らなくてもよいと知ることで、心は少し軽くなります。

自分の心を守ることは、大切にしてよいことなのです。合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

この法話は四十九日法要や一周忌法要などの年忌法要のご縁でもお伝えすることがあります。
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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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