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誰にも代われない人生を生きる ― 独生独死 独去独来 ―

人はそれぞれ、自らの生死を自らが歩んでいくのです。

目次

自分にしか歩めない人生

仏教には「独生独死 独去独来(どくしょうどくし・どっこどくらい)」という言葉があります。『仏説無量寿経』に説かれる言葉で、「独りで生まれ、独りで死に、独りで去り、独りで来る」という、人間の生死の真実を表しています。

私たちは決して一人だけで生きているわけではありません。家族や友人、仕事で出会う人など、多くのご縁に支えられながら人生を歩んでいます。しかし、どれほど大切な人がそばにいても、自分の人生を誰かに代わってもらうことはできません。苦しみや悲しみ、人生の選択、そして最後に迎える死も、自らが引き受けて歩んでいくものです。

だからといって、「独りなのだから、人を頼らず生きなさい」という教えではありません。

自分には自分にしか歩めない人生がある。そして同じように、目の前の人にも、その人にしか歩むことのできない人生があります。そのことに気づけば、他人と自分を必要以上に比べたり、自分の価値観だけで人を決めつけたりすることも少なくなるのではないでしょうか。

私たちは、その人が背負っている苦しみのすべてを知ることはできません。だからこそ、相手の立場を想像し、寄り添おうとする心が大切なのです。

そして「独生独死」という生死の真実を見つめることは、決して暗いことではありません。いつまでも続くように思える毎日にも、必ず終わりがあります。そのことを知るからこそ、今日会える人、交わせる言葉、いただいているご縁が、かけがえのないものに見えてきます。

代わることのできない人生だからこそ、今日という一日を大切に歩んでいきたいものですね。人はそれぞれ、自らの生死を自らが歩んでいくのです。

人生の儚さ、いのちの尊さを心に留めながら、日々のご縁を有り難く受けとめていくことも大切ですね。合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

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このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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