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昔の常識に込められた親の想い|【公式】お坊さん@出張®︎

昔の常識は変わっても、そこに込められた親の思いまで古くなることはありません。

目次

受けた恩を知ること

親から昔の話を聞いて、「今ではそんなことしないよ」「その考え方はもう古いよ」と思うことはないでしょうか。

時代が変われば、常識も変わります。昔は正しいとされていたことが、研究や社会の変化によって、今では間違いとされることもあります。ですから、昔の考えをそのまま受け継ぐ必要はありません。新しい知識を学び、より良い方法へ変えていくことも大切です。

しかし、今の常識を知っているからといって、昔を生きてきた人より私たちが偉いわけではありません。

今では、分からないことがあればスマートフォンですぐに調べることができます。しかし、親の時代は一つの情報を得ることさえ容易ではありませんでした。本を探したり、人に尋ねたり、自分の経験を頼りにしたりしながら、一つひとつ判断していた時代です。

子育ても同じです。

今のように多くの情報がなかった中で、「この子を無事に育てたい」「少しでも幸せに生きてほしい」と願い、悩み、時には間違いながらも、その時代にできる精一杯のことをしてくれたのではないでしょうか。

仏教では、受けた恩を知ることを「知恩」といいます。

親の恩を知るとは、親を完璧な人として見ることではありません。正しかったことも、間違っていたことも含め、一人の人間として苦労しながら歩み、その人生の一部を私たちを育てるために費やしてくれたことに気づくことではないでしょうか。

今の正しさを物差しにすれば、昔の考えはいくらでも古く見えます。しかし、その正しさを手にすることができた今の時代も、先人たちが積み重ねてきた経験の上にあります。

親の考えが古く感じられるのは、それだけ長い年月を生き、私たちを育ててくれた証でもあります。

昔の常識は変わっても、そこに込められた親の思いまで古くなることはありません

「昔の人だから」と否定する前に、「どんな時代を生き、どんな思いで自分を育ててくれたのだろう」と、一度その人生に心を寄せてみる。

その思いに気づくこともまた、大切な感謝の形なのではないでしょうか。合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

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